事務の菱沼です。 日頃よりお世話になりまして、有り難うございます。
先日、福島市も桜の開花宣言を発表しましたが、それを機に木蓮やぼけ、水仙など次にきれいな花を咲かせてるのを目にするようになりました。
弊社の窓から信夫山が見えますが、今まで全体的にモスグリーンの暗い色でしたが、処にピンクや白、明るい緑色が加わって春が速足でやってきているのがわかります。 暖かい日が多くなりましたが、時々寒の戻りがあったりして、体の調子がイマイチという方もいらっしゃるのでは…?
体調維持の為には「旬」のものを食べると良いとネットで見た事があります。 特に春のこの季節、生命力をふんだんに含んだ「芽吹き野菜」を摂ると、身体の滞っている代謝を促してくれて元気をもらえるみたいですよ。 芽吹き野菜とは、ふきのとう、タラの芽、こごみなどの山菜類や菜の花などの蕾野菜。 田舎育ちの私は、これらのものは実家の周辺に摘みに行ったり、近所の人に頂いたりして食べるのが当たり前の事でした。 山菜をスーパーでお金を払って買うのが不思議な感覚でした。 結婚して福島市に嫁いでからも、この季節になると実家にわざわざもらいに行く程好きな食材です。 しかし、5年前の原発事故以来、これらを口にする機会はめっきり少なくなりました。 実家の母から「山菜があるから、取りに来い」と電話をもらっても、やはり自然のものは放射能の影響が心配で断り続けています。 でも、やはりこの季節になると、あのほろ苦い味が食べたくなって、スーパーで菜花や他県産のたけのこなどは購入するようになりました。 今でも買い物カゴに入ったこれらのものを見ると…変な感じがします。
あと何年経てば、パワーのいっぱい詰まった天然の「芽吹き野菜」を安心して食べる事が出来るのでしょうか? 早く震災前の、当たり前の生活が私たちに戻ることを切に願います。