腸内環境大事だよ(・V・)/

最近、腸内環境のことがよく話題にのぼりますが、妻が読んでる健康雑誌をちょっと拝借。  なかなか面白いことが書いてあるので共有できればと思いさわりですが書いてみました。

腸内フローラ(花畑)と言われおなかの中のバクテリアを花に見立ててお話しておりますが、おなかの中には100兆ものバクテリア(細菌)が棲んでおり実に重さは1.5㎏にもなるらしい。                                  このバクテリアは寄生しているのではなく共生しているんですね。                ヒトが食べたものを分解して栄養として吸収しやすくしてくれたり、最近の研究ではなんと、からだの中の炎症を抑える物質を作ってくれているらしいことがわかっています。

アトピー・肥満・自己免疫疾患・心疾患・過敏性大腸症候群・喘息・糖尿病・花粉症・便秘  認知症・肌荒れ・ガン。                                                                  これ全部、腸内フローラで改善できる可能性アリ。

私たちのからだの不調やさまざまな病気と腸内フローラの状態に大きな関係性がある、    つまり腸内フローラを意識してケアしてあげることが不調の改善にもつながるのです。

そこで何をすればいいのか!

フローラは私たちが食べているものを食べているので、出来れば自分の好きなものよりフローラの好きなものを食べてあげたいですね。                         とくに食物繊維やさまざまな糖類が大好物。ヨーグルトやつけものなど発酵食品も積極的に。 特に和食が良いようですよ。                               本には和食でも洋食でもフローラを育てるレシピが載っており、一度冷めたご飯が良い(おにぎりなど)には驚きました。                                  レジスタントスターチ(難消化性でんぷん)が善玉菌にとって大好物のようです。

赤ちゃんと子供の時期が超大切。おなかの中の赤ちゃんは無菌状態。生まれてすぐにお母さんや家族から、そして身の回りのもの、食べ物、ペット動物、公園の土、保育園の友達からどんどんバクテリアを拾って腸内フローラが作られていきます。                  3歳ぐらいでほとんどのバクテリアを取り込んでしまい、たくさんの種類を取り込めるとバラエティ豊かな腸内フローラとなり一生の健康のためになるようです。             大人になってしまうと新しいバクテリアはなかなか取り込めないようです。         抗菌・除菌の文字が躍る昨今、きれい好きのやりすぎ、潔癖症はマイナス。

同じものを食べたのにひとりはおなかを壊し、ひとりはなんともなかった。         こんな話を聞きますが、きっと腸内フローラがいい状態になっていて免疫機構が働いたのかもしれません。                                       口やのどに入る菌をなくそうとするのではなく、もうそこに住み着いているフローラを豊かにして病気や感染症をおこす菌を寄せ付けないようにするほうが理にかなっている。 非常に治りにくい潰瘍性大腸炎などで弁移植(健康な人の便をくすりとして患者のおなかに入れる)が効果を上げているそうですが、まさに腸内環境だと思います。

CIMG0676-1                          梅津